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「ホームページ」「HP」という言葉について
の
私的な考察
ホームページについて
「ホームページ」ということばは、次のような
意味で使われているようです。
- (1)ある一つのWWWページ
- (2)WWWブラウザを起動したときに最初に表示されるページ
- (3)一つのWWWサイトの入り口のページ
- (4)一つのWWWサイトのページ群全体
- (5)ある企業、団体、個人が作成、公開しているページ群全体
- (6)ある事柄に関する情報への起点となるページ
- (7)WWW全体
(6)は私がそもそもの意味に最も近いと思っているものです。
(2)、(3)は
「WWWブラウザのホームページ」「WWWサイト○○のホームページ」
といった言い方では有り得ると思います。
「ホームページ」の「ホーム」は、「家」ではなく、
例えばタイプライターでいうはじめに指を置くところ
「ホームポジション」のように、「起点」という意味が
強いと思っています。また、私にとっては
Macintosh 上のソフトウェア「HyperCard」でいう
「ホームスタック」の印象が強いのですが、
このホームスタックも、HyperCard 上の
起点となるところです。
すると、ページ群をあらわす(4)、(5)は私の解釈では
「ホームページ」ではありません。
(1)ですが、あるページが起点である場合とない場合が
考えられますので、「ホームページ」とは言い切れません。
(7)のことは「WWW」と呼んでくれればいいのに
なぜか「ホームページ」と言う人は多いです。
「インターネット」という人もいます。
これらの言葉から頭の中で「WWW」に翻訳するまでに
5秒から30秒くらいかかる(ような気がする)のは
私だけでしょうか。ときどき翻訳できないこともあります。
HPについて
さらに、HomePage の略として HP という略語を
使う方がいらっしゃいます。
しかし、HP という略語には例えばこんな意味があります。
- 馬力(Horse Power)
- コンピュータ関係では Hewlett-Packard 社
- RPG(Role Playing Game)では体力をあらわす「Hit Point」
これ以外にもいろいろありそうです。
不用意に「HP」と書くととんでもない誤解をされそうです。
まとめ
「ホームページ」「HP」といわれたり、書かれたりしたときは
文脈等からできるだけその人の意図する言葉の意味を
とろうとすることにしました。間違うかもしれませんが。
しかし、私が自分で話すとき、書くときは
「ホームページ」という言葉を避けて
「ページ」「WWW」
「WWWページ」「WWWサイト」
「トップページ」
などの言葉を使おうと思うようになりました。
これらの言葉についても他の言葉についても、
常に意味や解釈を考えておかなければ
いけないのでしょう。
言葉って難しいです。
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itani.makoto@nifty.ne.jp